こんにちは。
今回は、2019年9月24日に登場した、
「蒸気都市のアミティ」「蒸気都市のシグ」「蒸気都市のリデル」「蒸気都市のラフィーナ」「蒸気都市のクルーク」
について掘り下げて解説をしようと思います。
公式に統一のシリーズ名がないため、ここでは「蒸気都市の魔導学校シリーズ」としています。
本ページではさらに「蒸気魔導」と省略することとします。
また「蒸気都市の初代シリーズ」と「蒸気都市の魔導学校シリーズ」を合わせて、「蒸気シリーズ」と呼んでます。
総評
「入手するのが難しすぎるが、最強の倍率・最高の汎用性を持つカード。☆6でも十分に強力。」
ぷよフェスの☆7への進化には、ワイルドさん(50)を使用できました。
しかし今のところ、蒸気シリーズに使えるワイルドさんはありません。
そのため、蒸気シリーズの☆7を作るには、本体+へんしんボード用の合計6枚をガチャで引く必要があります。
参考までに、私の知り合いの、蒸気シリーズをコンプリートしている人によれば、
1枚の蒸気シリーズ☆7を作るためには300~500回ほどガチャを回す必要があるとのことです…
単純に計算すると、1枚☆7にするために8~10万円かかることになります。
容易に自前で揃えられるものではないため、
いかにサポートで借りるかを考える方が現実的です。
ギルドメンバーに所持している人がいる場合、ありがたく使わせてもらいましょう。
幸い、リーダースキルもとても強力なので、サポートとしてデッキに採用するのは簡単です。

リーダースキル
赤属性カードの攻撃力を4倍、体力を3.5倍にし、3属性以下の攻撃で攻撃力をさらに1.3倍にする
クエスト開始時1回のみネクストぷよをランダムで5個チャンスぷよに変える
※上記は蒸気都市のアミティのもの
3属性以下という条件付きですが、5.2倍というぷよクエ全体でも最高タイの攻撃倍率になります。
(2020年5月20日時点)
体力についても申し分なく、攻撃と体力の倍率だけでもほとんどのフェス☆7カードよりも強力です。
ただし最高倍率を出すには3色以下という条件があります。
この条件が非常に厄介です。
デッキの色数縛りについて
ぷよクエでは長らく、ぷよフェスやオールスターといった、強力なカードの多くが副属性を持っていました。
そのため、色数を減らすというのは、むしろ難しいことです。
副属性を持つ強力なカードの例
- マジカルウォールシリーズ
- 天騎士シリーズ
- 雅楽師シリーズ
- 闇の天使シリーズ
- あやかしの遊びシリーズ
- カミの癒し手シリーズ
- 強力なフェスのほとんど
(しゅんげきのルルー、サタン&カーバンクル、レガムント、かざみどりのザラ、棒術のラフィーナ、はなざかりのチキータ、しろいフェーリ、ひらめきのクルーク、きらめくルルー、めぐりあいのアリィ、あかつきドラウド3世、ラフィソルetc……)
このようにたくさんのカードが副属性を持っています。
そのため蒸気魔導を使おうとすると、
どのカードを抜くのが良いのか?といった問題に度々直面します。
これを解決するためには、とにかく計算しなくてはなりません。
計算というのは、 例えば魔界を天騎士に変えると□ □ 倍強くなるけど、しろいフェーリが童話に代わって○○%攻撃がダウンして…結局△△の並びのほうが強い
みたいなやつです。
これは慣れないと時間がかかりますし、何か見落としていないか?など気を配る項目が多いためぶっちゃけ面倒臭いです。
しかし、この面倒な手間をかけることで、より強力なカードを最大限活かせるデッキが作れるのです。
このように細かい条件を気にしないと最高のポテンシャルを引き出せない、
という点においてやや上級者向けの縛りとも言えます。
もちろん雑にエンハンスとして使って3色以下ならそれはそれで、
という扱いでも最強なのは間違いないです。
追加効果について

最初のターンにネクストぷよをチャンスぷよに変換する、
という新しいリダスキ効果です。
最初の蒸気であった蒸気初代シリーズは、わかりやすく強い追加効果を持っていました。
(ただし説明文はわかりにくい)
蒸気魔導シリーズはどうかというと、「雑に扱うと蒸気初代ほど強くない」と思います。
理由は、ネクストぷよを意識した消し方をするのは難しいからです。
ネクストぷよを意識した消し方というのは、どのようにネクストぷよが落ちてくるか?を常に考えることです。
盤面の中でどのように連鎖をするか、そういったことも理解することが必要です。
これはセンスというよりも、たくさんの経験を積む必要があります。
以上より、追加効果に関しても蒸気初代シリーズと比べてやや上級者向けです。
他のリダスキとの相性について
自分と同じ色でさえあれば、どんなカードとも仲良く組めます。
特殊なリーダースキル効果を持つカードと組み合わせるメリット・デメリットについてまとめてみました。
なぞり消し数増加 | ネクストチャンスぷよが、なぞり消し数増加で拾いやすくなる |
蒸気初代 | 2ターン目以降、ネクストチャンスぷよを自分の色にできる |
遅延 | 相手に行動される前に、スキルが使いやすくなる |



このように、一般に強力といわれている追加効果全般と相性が良いです。
2020年5月20日追記
半年ほど使ってみてわかったのは、
ネクスト変換との組み合わせが圧倒的に強いということです。
「平均」3ターン程度で40個のスキルが光るぐらいには強力です。
スキル
ノーマルスキル
効果:1回のみネクストぷよをすべてあかぷよに変え、3ターンの間、赤属性カードの攻撃力を3.5倍にする
スタメンの属性数が3属性以下の場合は4.5倍にする
発動条件:あかぷよを40個消す
※上記は蒸気都市のアミティのもの
前半の効果(エンハンス)
前半の効果はいわゆるエンハンスと呼ばれるものです。
すずらん+@シリーズにはじまり、くろいシグ系や真理賢者シリーズといった個性的なカードが登場した、基本中の基本にして最も重要なスキルです。
して、その設定はというと、既存のカードよりも一回りから二回りほど高い倍率になっています。
そのため持っている場合にはエンハンスのファーストチョイスになるかと思います。
もちろんサポートに借りる場合にも、最強です。
後半の効果(ネクスト変換)
後半の効果は、ネクスト変換と呼ばれるものです。
漁師シリーズ・雅楽師シリーズなどと似ていますが、1回のみという点が新しいです。
これ単体ではさほど強力ではありませんが、基本中の基本であるエンハンスと組み合わせることで、いろいろと痒いところに手が届くようになります。
痒い所に手が届く①乙姫セリリ・レガムントとの相性


乙姫セリリ・レガムントというと、
3ターンの間、全属性攻撃化しつつチャンスぷよを1個生成してくれるスキルの持ち主です。
全属性攻撃化は非常に強力で、チャンスぷよとの相性も良いのですが、毎ターン1個というのはなかなか拾うのが難しいです。
そこで登場するのが蒸気魔導シリーズです。
乙姫セリリ・レガムントは「自分と同じ色」を優先してチャンスぷよにしてくれます。
そして蒸気魔導シリーズは「自分と同じ色」をネクストぷよに変えてくれます。
この2つが組み合わさることで、チャンスぷよを拾うのが簡単になります。
説明するのが難しいので、実際にやってみた画像を見てください。

まず分離消しデッキを組んで、乙姫セリリのスキルを使ってみたところです。
乙姫セリリは優先的にあおぷよをチャンスぷよに変えます。
ところが盤面の都合で、チャンスぷよが孤立してしまいました。
光ってるあおぷよをどう頑張っても消せませんね。
まぐろなど他のカードをエンハンスに使っていると、ここから大連鎖チャンスを起こすには神様にお祈りするしかありません。
これは困りました。。。

そこで蒸気魔導の出番です。
蒸気シグのスキルを使うと…

ネクストぷよが青になりました!
直接巻き込むのは難しいため、3連鎖目に落ちてくるネクストぷよでチャンスぷよを巻き込むように消してみます。
画像の黒い線のとおりに消してみます。

3連鎖目に奇麗にチャンスぷよを巻き込むことができましたね!
あとは大連鎖チャンスで、分離消しの倍率が高くなるような消し方をすればokです。

こんな感じでしょうか。もうちょっとうまいやり方あったかも。
このように蒸気魔導のオマケ効果によって、チャンスぷよを巻き込みやすくなります。
ちなみにチャンスぷよを巻き込んだ場合、ダメージはおおよそ1.5倍になります。(経験にもとづく勘です)
まぐろと蒸気シグはただでさえ倍率に3.5倍と4倍(☆7なら4.5倍)と開きがありますが、
上記のようなシチュエーションの場合、1.7倍程度にまで差がつくようになります。
ポイントは、あくまでネクスト変換はオマケでメインはエンハンスであるということです。
ネクスト変換だけをするスキル(漁師シリーズとか)を入れても、
何かしらのエンハンスが欠けてしまうため、結果的に微妙なデッキになってしまいます。
(ネクスト変換を入れることで増加する1.7倍よりも、欠けたエンハンスの3.5倍のほうが強いからです)
またこれと似たようなことは、なぞり消し数増加+同時消し係数増加にネクスト変換が組み合わさった、
きらめくルルー、めぐりあいのアリィでもできます。
こちらの場合スキル発動数が少ないため、より使いやすいです。
痒い所に手が届く②2回目のスキルが使いやすくなる

蒸気魔導を使ったデッキの場合、ほとんどは蒸気魔導と同じ色だけで構成されたデッキになっているかと思います。
そのためネクストぷよが、そのままスキル発動に必要な色のぷよになります。
デッキや相手によっては、2回・3回とスキルを使う場面も出てくるでしょう。
そのような時にスキル発動の専門家である、ネクスト変換(漁師シリーズとか)のために枠を割くのはもったいないです。
蒸気魔導シリーズだけでなく、蒸気初代シリーズもリダスキで加速ができるため、組み合わせるとより簡単にスキルを溜めなおすことができます。
フルパワースキル
効果:1回のみネクストぷよをすべてあかぷよに 変え、3ターンの間、赤属性カードの 攻撃力を4.5倍にする
スタメンの属性数が 3属性以下の場合は5.5倍にする
発動条件:あかぷよを55個消す
※上記は蒸気都市のアミティのもの
とことんの塔や、蒸気と暗闇の塔であればステージが進むまでに溜まっているため非常に強力です。
最大5.5倍は、現時点で文句なしのトップ倍率であり、3ターンの持続も十分以上です。
しかし55個というのは、ぷよクエ全体でもかなり遅いスキルです。
ギルイベなどで無理に使おうとすると、その前に倒されかねません。
基本はノーマルスキルを使う前提にして、もし溜まったなら儲けもの、という感覚で使うのが良いでしょう。
ちなみにスライドデッキの5番目かサポーターとして使えば、確実にフルパワースキルで攻撃できます。

コラム:蒸気魔導の登場によって株を上げたカード
強力なカードと副属性が被るカード
蒸気魔導を活かすためには、副属性含め3属性以下にすると良いといいました。
ところがデッキを組むときに(持っていたら)必ず入ってくる副属性持ちのカードがあります。
具体的には、
- 盾破壊(マジカルウォールシリーズ)
- 強力な連撃・連続攻撃のフェス星7(かざみどりのザラ、棒術のラフィーナ、ルリシア)
の2つです。
特にマジカルウォールシリーズは、ギルイベの全盾を想定する場合、必須のカードです。
これらが持っている副属性は、
- 赤色の場合の副属性
テラ:紫
かざみどりのザラ:緑 - 黄色の場合の副属性
アージス:紫
棒術のラフィーナ:赤
という具合です。


つまりマジカルウォールと連続攻撃フェスを一緒に使うとデッキに既に3色あるため、蒸気魔導を活かすにはこれ以上色を増やせないということです。
前に言ったように、強力なカードほど副属性を持っている傾向にあります。
そのため、強力なカードを採用する場合に
- マジカルウォールシリーズ
- 連続攻撃フェス
この2つと同じ色の副属性を持っていることが重要になりました。
これらに具体的にあてはまるのは以下のカードです。
テラと同じ副属性(紫)
- しろいフェーリ
- あかつきのドラウド3世
- P5主人公
かざみどりのザラと同じ副属性(緑)
- きらめくルルー
- アザウィア
- ミヤビ
アージスと同じ副属性(紫)
- レガムント
棒術のラフィーナと同じ副属性(赤)
- はなざかりのチキータ
その他の色でマジカルウォールシリーズと副属性が被る強力なカード
- エルドゥール(青/赤)
- スノヒメ(緑/青)
- おおきいポポイ(紫/青)
そもそも副属性を持っていない強力なカード
- 蒸気都市の初代シリーズ
- 童話シリーズ
- 魔界シリーズ
- 聖獣拳士シリーズ
- 剣士シグ
- 竜人の演武エイシュウ
これらのカードは、蒸気魔導の登場で相対的に強化されたと言えます。
なお、その後(2019年10月以降)に登場したカードは、
蒸気魔導ありきでカードの性能が評価されている面が大きいため、
上のまとめには含んでいません。
☆6について
いままで☆7を前提にして話してきましたが、多少パワーダウンした☆6のままでも十分に強力です。

☆6蒸気魔導も既に強い
- ☆6なのに3属性デッキでの攻撃倍率が4.16倍もある
(☆7のフェスに匹敵する倍率) - ☆6なのに3属性デッキでのエンハンスが4倍もあるし2ターンも続く
(すずらん+@シリーズ・狩猟民シリーズが☆7で3.5倍で1ターン、フェスのしんげつのシェゾは1ターンのみ) - 最初のターンにネクストぷよをチャンスぷよにするのも強力
- ステータスも強力
当然ながらスキルは普通のエンハンスです。
そのため、全盾のスキル主体のデッキ・分離消しのデッキはもちろん、攻撃回復逆転ステージでも使えます。
☆7を作るのはムリ!という人も、☆6でいいから持っておくと、様々な場所で役立つと思います。
特に、強力な☆7蒸気初代シリーズを借りられるのは自前で持っておく大きなメリットです。
デッキ例
ぶっちゃけスキルを使うデッキの9割以上が、蒸気魔導採用デッキに変わるといっても過言ではありません。
理由は何度も言っているように、エンハンススキルが基本中の基本スキルだからです。
カバー範囲も広く、アポストロスでスライドしようが、逆転しようが、入ってきます。

まずシンプルな分離消しデッキを組むとしたらこんな感じでしょう。
ゲンブにコンビネーションを載せつつ、エンハンスをたくさん使うデッキです。

スキルならこんな感じ。
もちろん他の色でも基本は同じです。

闇天使シリーズを使った攻撃回復逆転ステージ用のデッキです。
ギルイベの上層階で多用します。
あつきヘドのところは所持していればきらめくルルーのほうが良いですね。
副属性がエドガーと、タイプが蒸気アミティと被っているため、これによって新たな問題が起こることはありません。
ここから先はカードが全部あると仮定してのデッキです。
おのおの所持状況に合わせてパワーダウンさせてください。

先ほど紹介した、蒸気魔導を最大限活かす構成です。
アザウィアがかざみどりのザラ、しろいフェーリがテラ、とそれぞれ副属性が株言っているため、
強力なカードをたくさんいれつつ、色の数を3つまでに抑えています。

これも同様です。
はなざかりのチキータが棒術のラフィーナ、レガムントがアージス、とそれぞれ同じ副属性です。
蒸気都市の魔導学校シリーズのまとめ
- ぷよクエ最高の5.2倍リダスキ
- 基本中の基本・エンハンススキルでどんなデッキにも使える
- 3属性以下という縛りがあるが、工夫で対処できる
- ステータスも極めて高い
- 星6でも非常に強力
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