今回はデッキの組み方・考え方のコツとして、スキルの噛み合わせについて話したいと思います。
その①がまだの方は、こちらを先に読むと理解しやすいかと。
今回はある程度カードがそろっている人向けのお話になってきます。
目安としては星6のカード・10枚以上がレベル50以上になっている人以上を対象に書いています。
このページの目次
カードを入れる目的を考えよう
ぷよクエでデッキを組むときにもっとも重要なのは、
「なぜそのカードを入れるのか?」
を考えることです。
これがとても大事。
ぷよクエでは、正解かどうかはともかく、ある程度「型」のような考え方をすることでデッキの組み方をパターン化することができるのです。
実際に見ていきましょう。
ぷよクエであるカードを入れるとき、その目的は大きく5つにわけることができます。
①軸となるスキル
ぷよクエのデッキを組むときは必ず軸を決める必要があります。
軸というと難しいですが、要は最後に使うスキルだと思ってもらえばいいでしょう。
フィニッシャーという言い方をする人もいますね。
この軸(=方針)はさらに2つに分けることができます。
軸1:直接攻撃するスキル
まず1つは直接攻撃するスキルです。
例えば攻撃×nで攻撃するスキルや、盤面全体を色ぷよに変えるスキルが該当します。
軸2:通常攻撃
もう1つは通常攻撃です。
通常攻撃というと難しく聞こえますが、要は普通になぞり消しをしたときに攻撃するアレのことです。
ぷよクエでは通常攻撃を強化するスキルもたくさんあるため、これを軸にすることも可能なのです。
通常攻撃の場合は「このカードが軸!」と明確に言うことはできないのですが、(どの順番でスキルを使っても結果がほぼ同じだからです。)
ここでは便宜的に、
- 童話シリーズ
- しろいフェーリ / ひらめきのクルーク / はなざかりのチキータ
- きらめくルルー / めぐりあいのアリィ
などが共通して持っている、
「なぞり消し数増加」「同時消し係数増加」のスキルを軸とします。
このスキルを軸とするのは単純で、一番ゲーム性にあたえる影響が大きく・また強力だからです。
同時消し係数という専門的な用語が出てきましたが、これについてはいつか個別に取り上げると思います。
今は気にしなくてokです。
②エンハンス
軸を強化するのがエンハンスです。
エンハンスというとすずらん+@シリーズなどが持っているスキルだけをイメージされがちですが、
ここでいうエンハンスには、軸になるスキルを強化するスキル全般を含めます。
万能なエンハンス
代表的なエンハンスには、
- 攻撃・回復アップ
- 俗にいう条件付きエンハンス
- 状態異常(厳密には相手の防御を下げていますが、便宜上エンハンスに分類します)
- マジカルウォールシリーズのスキル
などがあります。
通常攻撃にのみ有効なエンハンス
その他に、軸が通常攻撃の時にのみ有効なエンハンスがいくつかあります。
- なぞり消し数・同時消し係数アップ
- 通常攻撃をn倍にするスキル
- 攻撃回数を増やすスキル
- 全属性攻撃化
などです。
エンハンススキルは、互いに異なる分類であればいくつでも重ね掛けすることができます。
この重ね掛けが今回のキモです。
重ね掛けは積極的に狙っていきます。
これらのエンハンススキルはデッキの中でも中心的な役割を担うため、しっかり押さえておきましょう。
③味方のサポート
味方の軸を強化する以外にも、味方が戦いやすくなるカードがあります。
スキルの発動をしやすくする
- ネクストぷよ変換
- チャンスぷよ生成
- 任意のぷよを自色に変換する
- 大連鎖チャンスを発生させる
ぷよを消しやすくする
- 盤面リセット
- なぞり消し数増加
だいたいこんな感じですね。
最近では使う機会が減っているともいわれますが、便利なことには変わりありません。
クエストなどで難しいと感じたときには頼もしい存在です。
④相手の妨害
味方を戦いやすくさせる他に、相手を妨害することで役立てるカードもあります。
相手の妨害カードを入れることで他のスキルを何回も使ったり、発動に必要なぷよの数が多いカードを安全にためたりできます。
妨害カードで代表的なものは、
- ターン数プラス
- 反射
- 攻撃ダウン
- 混乱・麻痺・怒りなどの状態異常
などですね。
⑤リーダースキルが強力
少し例外的ですが強力なリーダースキルを持っているカードの中が、スキルに関係なくデッキに組み込まれていることがあります。
同じようなスキルを持っているカードの中でも、他よりリーダースキルが強いカードはそちらが採用されやすいですよね。
そうではなくて、スキルは強くないけどリダスキだけが強い場合でも、そのカードを入れることもあるのです。
代表的なものとしては、
- 攻撃・体力などの倍率が高いカード
- 開幕ネクストぷよ変換
- 開幕チャンスぷよ生成
- なぞり消し数増加
- 蒸気都市の初代シリーズなど特殊なリーダースキル
あたりはスキルに関係なく採用されることがあります。
軸のスキルを強化できるスキルを入れよう
無駄のないデッキを組むためには、軸のスキルに噛み合わないスキルを入れないようにしましょう。
これが最も大事なことです。
例えば盤面変換で攻撃するラフィソルを軸にする場合に、通常攻撃を強化するキリンを入れてはいけません。
あるいは回復の値で攻撃するニナに、攻撃力をアップするフェーリを入れるのもよくないです。
(例外的で特殊なクエストではその限りではありません)
このように相性の悪いカードを組み合わせてしまうとデッキの方向性がぶれてしまいます。
必ず噛み合うカードを入れるようにしましょう。
サンプルのデッキをいくつか挙げてみます。
ひとつひとつ、スキルの噛み合いに注目しながら見てみてください。
まずはこのデッキ。

軸をラフィソル、妨害にポポイを入れている以外の4枚はすべてエンハンスです。
ぷよクエでは強力なデッキ(=攻めのデッキ)であるほど、エンハンス役が多くなります。
次にこちら。

軸をチキータにし、他のカードをすべてエンハンスにしています。
これはデッキとして一つ完成されていて、ギルイベの全盾と呼ばれる最難関クエストでも超特大のダメージを与えることができます。
ただし相手の妨害や味方のサポートに特化したカードがまったくいないため、安定感が低めです。
ギルイベなどではこのようなハイリスク・ハイリターンなデッキが好まれる傾向にあります。
なぜわざわざハイリスク・ハイリターンのデッキを使うかというと、
1つ1つのエンハンスが、安全重視のデッキでは複数回スキルを使ったとしても覆せないほどの倍率だからです。
比較のためにこちらのデッキを見てみましょう。

このデッキは安全を重視し、前の画像でエンハンスだった2枠を妨害カードとサポートカードに変えたものです。
その2枚以外、先ほどのデッキとすべて同じですが、
ダメージには10倍以上の差が付きます。
1分1秒を争うギルイベにおいて安全を重視した結果、時間が10倍以上かかるようでは本末転倒です。
そのため特に難しいイベントほど、エンハンスがたくさん入ったデッキが好まれるのです。
また軸となるカードが攻撃参照のスキルである必要はありません。

こちらの画像のように、闇天使シリーズのスキルを軸にした回復値強化のデッキを組むこともできます。
最後に
今回はデッキの組み方を体系的に説明するために、軸・エンハンス・サポート・妨害・リダスキとカードを分類しました。
しかし実際には軸になるカードがエンハンスの性質を持っていたり、妨害とサポートの境目が微妙なカードもあります。
この考え方はあくまで1例ですが、デッキの考え方を最初に理解するのに良いのではないかと思います。
皆さんもぜひ、自分の手で効率を重視したデッキ組みをしてみてください。